18位発進の松山英樹に大爆発の予感!【ファーマーズ・インシュランス・オープン初日】

今日も「例のパター」がビシビシ決まっていた。(写真は2025年ファーマーズ・インシュランス・オープン 撮影/Getty Images)
アメリカPGAツアー「ファーマーズ・インシュランス・オープン」初日、松山英樹は6バーディ、2ボギーの68で首位と5打差の18位で発進した。プレーの詳細をチェックしてみると、2日目以降にビッグスコアを出すことが多いに期待できるものだった。
この日は225ヤードの設定だった16番パー3。4番アイアンで打った松山のティショットは軽いドローの軌道でピンに向かっていきます。
着弾後わずかに左に切れましたが、真っすぐ転がっていればホールインワン!? というパーフェクトショットはピンの左横70センチに止まりました。
PGAツアーの公式サイトに表示されたデータは、飛距離225ヤード。つまり、1ヤードの誤差もなく打っていたことになります。
他にも残り距離と打った距離が全く同じ、というのがこの日は4回ありました。
4番ホールは186ヤードを、傾斜を転がし上げてピン右3メートル。
6番パー5の3打目は91ヤードを奥から戻して右2メートルに。
9番パー5の3打目はラフから48ヤードを40センチにつけるショットを披露しました。
14番パー4の2打目はラフに外しましたが、飛距離は残り距離の136ヤードとピタリと一致していました。
プロは「縦距離の精度」にこだわるといいますが、松山はキャリーの距離だけでなく、グリーンの形状に合わせて転がりも含めて距離を合わせていたのですから圧巻の技術です。
“誤差”を4ヤードまで広げると他にも5回というショットのキレでした。
これで左右の“幅”が狭まれば、バーディーチャンスが激増してビッグスコアに結びつくことが多いに期待できます。