7番アイアンで150ヤード。飛ばない原因はインサイドに引きすぎるテークバックにあり?【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.54
アイアンが思い通りの飛距離を出せない。そんな人はテークバックでヘッドが“どちら”に上がっているかをチェックしてみよう。多くの人は、腕のある使い方が原因でインサイドに引き過ぎていると言う勝又優美コーチ。どんな練習をすれば原因を取り除けるのか? 解説してもらおう。
アマチュアの方の多くは7番アイアンで150ヤードが飛距離の目安になっているようです。今回紹介する、ゴルフ歴12年、平均スコアが90台後半のAさん(39歳)もそうで、ピンまで150ヤードで普通に打てる状況では迷わず7番を選ぶそうです。
お悩みは安定して150ヤード飛ばないこと。「オーバーすることはほぼありませんが、10ヤード以上ショートすることもあるんですよ」と首を傾げていました。7番でコンスタントに150ヤード打てるアマチュの方は少なく、Aさんにもその旨をお話ししましたが、やはり150ヤードは死守したいとのことでしたので、その前提でスイングを拝見しました。
飛ばない直接の原因はフェースがインパクトでやや開いていること。そうなる理由は2つありました。1つはグリップがウィーク気味であること、2つめはテークバックでフェースを開きながらクラブをインサイドに引くことです。これらが重なっていたために、インパクトでフェースがスクエアに戻りきらなかったのです。