飛ばせるゴルファーは飛ぶアドレスをしている? 下半身が安定する「お尻の高さ」教えます【辻村明志】

名コーチたちが教える飛ばしのテクニック/辻村明志コーチ(2)

2025/03/02 ゴルフトゥデイ 編集部



ドライバーがよく飛ぶ人に共通していることは、誰が見ても飛びそうな構えをしていることだと、辻村明志コーチは言う。下半身に安定感が大事なわけだが、そのためにはお尻が大きなポイントになるという。

取材・構成・文/三代 崇
写真/小林 司 協力/丸山ゴルフセンター
ゴルフトゥデイ本誌No.633より

ウチワの面で風をつかまえる感覚は飛距離アップに大きな効果がありますが、風をつかまえやすい準備、体勢が必要です。それが飛ばしのアドレスです。
(ウチワの面でつかまえる感覚の話は『飛ばしで大切なのはしっかり振り切ること! だから「シャフトの面で風をつかまえる」ようにスイング【辻村明志】』で解説しています)

下半身はスイングの土台ですから、もちろん安定感が大事です。ところが足腰を固めようとして重心を低くし、ヒザを曲げすぎているゴルファーを多く見ます。両足に圧をかけて地面をしっかり踏む感覚は必要ですが、腰を下げすぎたりヒザを曲げすぎたりしないことです。お尻を少し持ち上げて、背中のラインに沿って骨盤を前傾させて構えましょう。そうすれば足腰の全体のバランスが整って、誰が見ても飛びそうな構えが自然に作れます。

要はお尻をどっしりさせて構えることが重要なのです。これは後ほど説明するトップで間を作り、シャフト面を逃がさずにクラブを振ることと大きく関係しています。