ミスショットの後の打ち直しはどうしてナイスショットになるの? そもそも1球目から良い当たりにするにはどうすればいい?
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【2】

ゴルファーなら聞いたことのある定説や風説を取り上げ、「なるほど」とゴルファーが納得できる答えを蝶ネクタイを締めたプロコーチ・今野一哉とともに考える連載企画。第2弾は「ミスショットの後、続けて同じ番手でもう一度打つと、なぜかナイスショットが出る」。そんな体験をしたことのあるゴルファーは多いと思う。これはどうしてなのか? 対処法のなさそうな“ゴルフあるある”だが、蝶ネクタイを締めたプロコーチ・今野一哉とともに考えてみよう。
今野さん、今回のテーマは「ミスショットの後はどうしてナイスショットになるのか?」です。これあるあるだと思うのですけど、どうしてなんですかね?
まず、ゴルフって同じ番手を連続して使うことってほとんどないですよね。だから、練習場で打っているときみたいに、チョロった時の感覚が残っているから、それを踏まえてもう1度打ってみたらよかった、みたいなことが考えられますよね。
メンタルが関係していることはないですかね。1球目はミスしちゃったから、2球目はとりあえず当たればいいや、という諦観によって肩の力が抜けてうまく打ててしまうみたいな。
そうですね。2球目はプレッシャーもなく、自分の居心地のいい状態になって臨めているという人もいるでしょうね。それから、「FWは苦手なんだよね。ほら1球目はダメでしょ、でも2球目は…ほらやっぱり当たるんだよ」というミスショットの後はナイスショットをするという体験が多かったりすると、自分からミスをする・しようと思って1球目を打っている人もいると思います。
自分で自分に暗示をかけているような感じですね。
そもそも1球目でチョロったり、ミスをしなければ「2球目はなぜかナイスショット」は発生しないわけですから、1球目を改善できればこの”あるある”は回避できますよね。
それはそうですね。