ゴルフのルールの勘違いで2罰打はイタイ! レッドペナルティーエリアからの正しい救済方法とは?

2025/04/02 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



先日の女子ツアーで、某選手が誤所からのプレーで2罰打を加算されたというニュースに衝撃を受けた人も多いはず。しかし、じっくり話を聞いてみると、“うっかり”に近いミス。もちろん、それでも罰は罰なので、間違えないようにしないといけません。今回は、「どうすれば良かったのか」をじっくり説明しましょう。

ニュースでご存じの方も多いと思いますが、先日の女子トーナメント「Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント」でこんなことがありました。

2日目の13番ホール、某選手がレッドペナルティーエリアに打ち込んだときのことです。その選手は救済を受けようと球を拾い上げてドロップしたのですが、意図するスタンス区域(スタンスを取ろうとした場所)がレッドペナルティーエリアにかかるため、再ドロップが必要だと考え、球を拾い上げました。

さらに2回目のドロップも同じ状況になったため、再度拾い上げて、そのボールが最初に地面に触れた箇所にプレースしてプレーを続けたのです。

このプレーに関して、翌日、大会関係者から「最初にドロップした球がインプレーの球ではないのか」との指摘があったといいます。本人にも確認したところ、誤りに気づいたことから、誤所からのプレーということで2罰打が加えられました。

これについて、ルールに則って記すと次のようになります。

【規則9.4「プレーヤーが拾い上げたまたは動かした球」に違反して、誤所からの球をプレーしたことに対する規則14.7aに基づく一般の罰となり、規則3.3b(3)「ホールの間違ったスコア」に基づき、そのホールに含めるべきであった罰打を加え、最終的には、13番ホールのスコアが「6」から「8」に修正された】

果たしてこの場合、何がいけなかったのか? 多くのゴルファーが勘違いしがちなミスなので詳しく説明しておきましょう。

人気記事ランキングまとめ