パットの「入れごろ外しごろ」 考え方を変えるだけで「入れごろ」 に変わる?
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【3】

ゴルファーなら聞いたことのある定説や風説を取り上げ、「なるほど」とゴルファーが納得できる答えを蝶ネクタイを締めたプロコーチ・今野一哉とともに考える連載企画。第2弾は「入れごろ外しごろ」。1〜2mのパットは入りそうで入らない距離、ということから「入れごろ外しごろ」と言われるが、考え方を変えたら簡単なパットになるのでは?
カップまで1〜2メートルのパットのことを、入れごろ外しごろって、言いますよね。あの距離って、けっこう外しちゃうんですけど、どうしてなんでしょうね。
メンタルによる影響が大きいと思うんですよね。入れごろ外しごろって言うと、ふたつにひとつみたいなプレッシャーのかかるメンタリティになっちゃうのでしょうね。
でも、たしかにこの1〜2メートルの距離って、ゴルフをやったことのない人が打っても入ることがあるし、プロゴルファーでも外すことのあるナゾの多い距離なんですよね。
同じ1〜2mでも、毎回ラインは違うし、置かれている状況も違うのに入れごろ外しごろって、ナゾですね。
入れごろ外しごろっていう二択の中で考えている時、入れごろだと思っている自分と外しごろだと思っている自分、気持ちの中で大きな差があると思うんです。外しごろに気持ちが傾いちゃっている人は、だいたい外すでしょうね。ちなみに、入れごろ外しごろのバーディパットは外しがちですか?
カップまでの距離に関係なく、外すことが多いです。
でも、同じ距離でボギーパットだと?
そういえば、けっこう入ります(笑)
バーディパットの成功体験が少ないと、どうせ入らないでしょってアドレスに入っている人が多いんですよね。技術力に関係なく、入らないと思って打っているから、入る確率が低くなる。それで外したら、「あーやっぱり」と言ってしまう。
言ってます言ってます。まさに、入らないでしょと思って打っている証拠ですね。
でも、ボギーパットだと、適当に打っても入っちゃったりする。なんでこれが入るの! って言葉にも表れちゃう。気持ち次第でパフォーマンスに差が出ているんですよね。