激闘プレーオフ惜敗の河本結 これが全ホールで使った“10年モノ”クラブ

長い間相棒を務めた河本結のユーティリティがコレ!
先週の日本女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」はプレーオフの末、安田祐香が優勝した。4ホールに及んだ戦いで最後まで食い下がったのが河本結。その全ホールで勝負を託した“10年モノ”のクラブがこれだ。
これだけ使い続けているとフェース面の溝はすり減ります。
毎回スイートエリア付近でインパクトするトップ選手 ですから、ほぼ一定の場所に負荷がかかります。
その結果として生じるのが「雨だとフライヤーするんです。それが怖くて、怖くて」(河本)。
プロですから使う番手とその時の気象条件などで、キャリーでボールがどれだけ飛ぶかは予想できます。
ただし雨が降ると、溝がすり減ってインパクト時にボールとフェースの間に挟まった水が効果的に排出できなくなることでフライヤーが起きやすくなります。
プレーオフの舞台だった石坂GC(埼玉)の18番パー4はグリーン奥に外すとパーを取るのは至難なのでプレーオフでは命取りになりかねません。
その状況で「どれだけ転がるかわからない」(河本)クラブで打つのは恐怖との戦いですが、それでも使うのは絶大な信頼の証でしょう。