飛距離アップに高いトップは必要なし! それよりも胸から始動してコックを入れてみて!
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.7

これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは「高いトップ」。トップの位置が高いとスイングアークが大きくなって飛びそうだが、スライスを助長して逆に飛ばなくなる!?
飛距離アップを図る方法の一つにスイングアークを大きくすることがあります。ヘッドが描く円弧が大きくなれば、遠心力が大きくなってヘッドスピードが上がって飛ぶ、というロジックで、間違いではありません。
これを目指してトップで今より高い位置にクラブを運ぼうと試みている人がいると思います。そんな人は、おおむねバックスイングで左腕をピンと伸ばして手を高いところにもっていこうとしています。この時、体の回転が伴っていればいいのですが、ほとんどのアマチュアゴルファーはこれができずに手でクラブを上げるため、トップに向かう過程で右ワキが大きく空きます。