あなたのスライス、下半身リードが原因かも?  もっと腕の振りに頼ってみては?

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.9

2025/05/02 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは「下半身リード」。誰もが一度は聞いたことがあるフレーズで取り組んでいる人も多いと思われるが、さて、そのまま続けていいものか?

ゴルフスイングの土台になるのは下半身。その意味では下半身が重要であることに疑いの余地はありません。下半身リードはその延長線上にある考え方だと思いますが、アマチュアの方の多くは切り返しからダウンスイングで下半身から動かす、あるいは先に腰を左に回す、といったイメージで動いていると思います。

確かに女子プロのスイングを見ると、腰が先に回ってクラブがあとから下りてきて、インパクト時には腰が正面より左を向いている選手もいます。ただ、スイングスピードを上げるにはこれだけでは不十分。腰の回転と腕の回転の2つのスピードがミックスされなければいけません。プロは下半身リードで腰が回っているだけでなく腕も振れているのです。