西郷真央がメジャー史上最多人数プレーオフ制してV!! 「シェブロン選手権」最終日

米女子ツアー初優勝をメジャーで飾った西郷真央!(写真は2025年シェブロン選手権 撮影/Getty Images)
アメリカLPGAツアーのメジャー「シェブロン選手権」は、西郷真央が史上最多となる5人のプレーオフを制して優勝した。終盤の尋常ではないプレッシャーがかかる場面でもメンタルの強さを見せ、「初優勝」という“殻”を破ったことで今後は勝利を積み重ねることが期待される。
大混戦となった今シーズンのメジャー初戦は、最終組の2つ前の組で8アンダーの単独首位だったアリヤ・ジュタヌガーンが18番をボギーとして7アンダーに。
最終組の西郷とリンディ・ダンカンがバーディフィニッシュで7アンダーに並び、先にホールアウトしていたキム・ヒョージュ、リュー・ヤンを含めた5人による、メジャー史上最多人数によるプレーオフとなりました。
プレーオフ最初のホールは18番パー5。ここでまず優位に立ったのは、5人で唯一ツーオンに成功させたヤンでした。
やはりツーオンを狙ってグリーン奥に外した西郷は3打目のアプローチを1メートルほどに寄せますが、ここからが尋常ではないメンタルの“消耗戦”でした。
やはり2打目を奥に外したジュタヌガーンと3打目をショートさせたダンカンのアプローチ。
ヤンのイーグルトライに始まり、他の4人のパットは全て西郷よりも長い距離だったため、1メートルのパットを打つまでに何と「10プレー」も待つことになったのです。