ヘッドスピードが上がらなければ軽くしても意味がない。結果が良くなるアイアンシャフトの重さとは?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第65回

男子プロが使うアイアンのシャフトが軽量化しつつあるというニュースをキャッチした。プロのアイアンシャフトというと、130グラム前後の“重量級”のイメージがあるが、今は120グラム以下が増えているという。アイアンのシャフトを軽くする作戦って、ボクらもマネしていいんですか? カリスマフィッター・鹿又さんのもとを訪ねた。
実はいまのPGAツアーでは、アイアンのシャフトに関して、メインの重量帯が120グラム以下で、だいたい100グラムから120グラムなんです。例えば「モーダス³」シリーズ(日本シャフト)で言えば、日本で発売されている「ツアー120」が、PGAツアーのリクエストによって作られたモノじゃないですか。そのモデルが発売されてから(アメリカ/2010年、日本/2011年)、15年ほどたっています。
すでにそのくらい前から「アイアンのシャフトの軽量化」というのは、PGAツアーでは起こっていました。なので、やっと15年遅れで日本にもその流れが来たな、という感じがします。