松山英樹、メジャー6年ぶりの予選落ちは好結果への予兆!?
アメリカPGAツアーのメジャー「全米プロ」2日目(16日=日本時間17日)、60位から出た松山英樹は73(パー71)と伸ばせず、通算3オーバー。メジャーでは2019年の「全英オープン」以来の予選落ちとなった。それでも気持ちはすでに来月の「全米オープン」に向けて切り替え。過去を見ると、今後は好結果が期待できる。
写真/Getty Images
スタートホールの10番パー5でバーディを奪ったものの、その後14番と18番でボギー。
アウトに折り返してからはパーが続き、カットイン上のスコアで迎えた7番パー5で強い気持ちが表れたプレーがありました。
ティショットは左に曲がって木に当たり、2打目はピンまで268ヤードを残します。
ボールはラフに埋まり、グリーン右手前はクリークが続いているロケーション。
それでも迷わずツーオン狙いでFWを振り抜いていました。
グリーンを捉えたかに見えたボールはわずかにこぼれて、バーディは奪えず。
カットライン上にいて残りは3ホール。バーディーを取りたいものの池に落としたら予選通過はほぼアウトですから刻んで3打目勝負もあり、でしょうが本人にそんな選択肢はなかったようです。
ホールアウト後は「アプローチの調子が悪かったのでグリーンを狙った方がバーディーを取れる可能性は高いと思った」と話していましたが、それでもあの状況で狙っていくのは、メジャー勝利への強いこだわりがあったからでしょう。
「メジャーに向けて」
インタビューでは「メジャーに向けて」という言い方をしたように、すでに来月の「全米オープン」(6月12~15日、オークモントCC)に心は向いているようです。
予選落ちした後はドライビングレンジで熱心に打ち込み。
さらに出場予定のなかった来週の「チャールズ・シュワブチャレンジ」に急きょエントリーして、今週の“実戦”が短くなってしまったことの穴埋めを図ります。