「全米プロ」優勝のシェフラーは“タイガー・スラム”の再現をできるか

2025/05/19 ゴルフサプリ編集部



シェフラーはこの先、どれだけのメジャータイトルを獲得していくのだろうか。(写真は2025年全米プロ選手権 撮影/Getty Images)

男子ゴルフのメジャー「全米プロ」最終日(18日=日本時間19日)はスコッティ・シェフラーが2位に5打差をつけて優勝。2022&24年の「マスターズ」に続くメジャー通算3勝目を挙げた。世界ランキング1位でシーズン二つ目のメジャーに勝利となると思い出すのは2000年のタイガー・ウッズだ。ここから翌年の「マスターズ」までメジャー4連勝で“タイガー・スラム”を達成したことの再現はなるのか。

最後に世界1位らしい強さを発揮したシェフラーの勝利でした。
前半に3ボギーを叩いたことでジョン・ラームに並ばれたものの、10番パー5でバーディを奪って単独首位になると14、15番でも連続バーディで最後は“ひとり旅”での勝利でした。

今年の会場となったクエイルホロークラブの16~18番は「グリーン・マイル」と呼ばれる難関ホールです。4日間通算のホール別難易度では18番パー4のパーに対する平均スコアが「+0.410」でトップ。以下、17番パー3(+0.394)が2位。16番パー4(+0.327)が3位ときれいにトップ3が並びました。
単純計算では、4ラウンドの平均で約4.5打ここで落とすことになります。

シェフラーはこの3ホールを4日間通算1オーバーで乗り切ったのに対してラームは最終日だけでボギー、ダブルボギー、ダブルボギーで5オーバーだったことが響いて最終成績は7打差の8位でした。
2位タイのひとり、ブライソン・デシャンボーも4日間でトータル3オーバー。この差が結果に表れました(予選落ちした松山英樹は2日で3オーバーでした)。

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