ヘッドスピードアップはテークバックを低く長く! 腕を早く振るよりもカンタンです!
オジサンだって、まだまだ飛ばせる! 【人気コーチ・大西翔太のカラダにやさしいドライバーレッスン!】

オジサンといわれる年代になったけど、ドライバーの飛ばしはまだまだ諦めたくない。そんなシニア世代のゴルファーたちに大西翔太コーチが親切レッスンするシリーズ。第6回のテーマはヘッドスピードを上げるためのポイント。飛ばすなら腕を速く振るのが絶対条件のように思えるけど、果たして!?
構成/三代 崇 写真/小林 司 協力/千葉カントリークラブ梅郷コース
腕を速く振って飛ばしたいが、ヘッドスピードが思うように上がらない。飛ばしにはヘッドスピードが一番の決め手ということは理解している。だけど加齢とともに腕を速く振れなくなった。年をとってもヘッドスピードを上げるコツってあるの? これはまだまだ飛ばしを諦めたくないシニア世代ゴルファー共通のお悩みでしょう。
ドライバーの飛ばしの要素にはいくつかあります。ヘッドスピードやミート率、クラブの入射角やボールの打ち出し角、そしてボールの初速とスピン量などです。ヘッドスピードが飛ばしの第一条件というのは確かですが、クラブを速く振ろうとしてもヘッドスピードは思ったほどには上がらないのです。
オジサンゴルファーたちによく見るのがバックスイングでクラブを速く振り上げようとして手上げになってしまうパターンです。自分ではカラダをしっかり回しているつもりでも、クラブをひょいと担ぎ上げてしまうために肩や腰の回転角度が浅く、飛ばしのパワーが溜まりません。
ダウンスイング以降でも腕や手に依存した動きとなり、クラブヘッドが十分に加速せず、ボールは遠くに飛んでくれないのです。