ドライバーは250Y飛ぶけどウェッジだとロフト通りに飛距離が出ない! ボール位置、左カカトに合わせてない?
『小池正次が回答! ドライバーの飛距離の悩み Q&A 』VOL.14

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がアマチュアの悩みに回答するQ&Aシリーズ。第14回は「ドライバーは飛ぶのにウェッジが飛ばないのはどうしてなの?」というクエスチョン。飛距離の出る人はドライバーで打ってもウェッジで打っても飛びそうだけど、そうとも限らないようで……。
構成/三代 崇 写真/渡辺義孝 協力/丸山ゴルフセンター
ドライバーなら飛距離は結構出せる。でもウェッジがドライバーに反して飛ばない。ウェッジは飛ばすクラブではないのは百も承知だけど、ドライバーは飛ぶのにウェッジで打つとロフト角なりのキャリーが出ないというのは何か変だな~と思いますよね。
ドライバーで250ヤード飛ばせる人であればロフト角58度のサンドウェッジのフルショットで80~90ヤード、52度なら95~105ヤードは飛ばせるはずです。ウェッジが飛ばないとしたら、アドレスやスイングに問題アリと考えて間違いないでしょう。もしかしてドライバーのようなアドレスをしていませんか?
案外ロングヒッターのタイプに多く見受けますが、ウェッジで打つときもドライバーと同じようにボールを左カカト内側の延長線上の近くにセットし、広めのスタンスで構えるとボールをアッパーブローにとらえることになります。ウェッジはドライバーよりもクラブヘッドが重たいのでダウンスイングで早く落ちやすく、クラブを上に向かって振り抜くようなスイングになりやすいのです。
そうするとアドレス時よりもフェース面が少し寝た状態でインパクトを迎えるため、ボールが高く上がりすぎてしまいます。