A「ウェッジで打つときはフェースを立ててハンドファーストにインパクト!」

ドライバーと同じようなアドレスとスイングをしてはキャリーが伸びない

ドライバーなら飛距離は結構出せる。でもウェッジがドライバーに反して飛ばない。ウェッジは飛ばすクラブではないのは百も承知だけど、ドライバーは飛ぶのにウェッジで打つとロフト角なりのキャリーが出ないというのは何か変だな~と思いますよね。

ドライバーで250ヤード飛ばせる人であればロフト角58度のサンドウェッジのフルショットで80~90ヤード、52度なら95~105ヤードは飛ばせるはずです。ウェッジが飛ばないとしたら、アドレスやスイングに問題アリと考えて間違いないでしょう。もしかしてドライバーのようなアドレスをしていませんか?

案外ロングヒッターのタイプに多く見受けますが、ウェッジで打つときもドライバーと同じようにボールを左カカト内側の延長線上の近くにセットし、広めのスタンスで構えるとボールをアッパーブローにとらえることになります。ウェッジはドライバーよりもクラブヘッドが重たいのでダウンスイングで早く落ちやすく、クラブを上に向かって振り抜くようなスイングになりやすいのです。

そうするとアドレス時よりもフェース面が少し寝た状態でインパクトを迎えるため、ボールが高く上がりすぎてしまいます。

もともとロフト角が多いクラブですから、高い弾道をイメージして打つと打ち出し角が高くなる一方です。キャリーがあまり出ないからといってフィニッシュへと思い切り振り回すほどインパクトでロフト角が増えるし、スピン量も多くなる。振っている割には飛ばないのはそれが一番の理由です。

目線の高さを水平近くにキープし、前に飛ばす力を意識してスイングしよう

ドライバーに反してウェッジが飛ばないという人は、まずアドレスを直しましょう。スタンスを肩幅よりも狭くし、ボールの位置はスタンスの中央付近。それよりも少し右足側でもいいくらいです。

そして弾道の高さのイメージも変えましょう。ボールが上がりやすいクラブを持つと、高弾道を思い描こうとしがちですが、やや低い角度で飛んでいく中弾道をイメージしてください。ボールを上に向けるのではなくて、前に飛ばす力を意識するのです。

スイングはドライバーよりもコンパクトでOKです。スタンスを狭くすればバックスイングでカラダをしっかり捻転してもトップのポジションが自然に小さめになりますし、フィニッシュの振り抜き感もコンパクトになります。要はドライバーのような飛ばすスイングをする必要なんてないのです。

ボールを前に飛ばす意識を持つことで、インパクトでハンドファーストにとらえやすい。フェースを寝かせずに、ロフト角を少し減らす感覚でボールをヒットでき、キャリーが十分に出るようになる。ドライバーのように思い切り振り回さなくても、アドレスの姿勢と目線の高さ、それに弾道のイメージを修正するだけでウェッジのキャリーが10~15ヤードは伸びるはずです。

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。