バックスイングで左ヒジは曲がってもOK!? その理由は、伸ばそうと力んで胸が回らなくなるから!

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.16

2025/06/20 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは左ヒジ。プロの多くはバックスイングからトップで左ヒジがピンと伸びて大きなスイングアークを作っている。カッコいいし飛びそうなので真似したくなるが、そのままやってもいいのか?

ツアープロのトップを正面から見ると、左ヒジが曲がらずピンと伸びてクラブシャフトが地面と平行になっている人が多いので、このスタイルを目指して練習しているアマチュアの方がたくさんいます。もちろん悪いことではないですが、形だけ真似るとスイングにとってマイナス要素をもたらすことがあるので注意が必要です。

マイナスになる主な原因はバックスイングで胸が回らないことです。左ヒジを伸ばそうとすると、そこにだけ一生懸命になるあまり体の回転が不足しがち。本来はバックスイングで胸を右に向けたいのですが、無理に左ヒジを伸ばすことで左腕が突っ張り棒のようになって体の回転を阻害します。伸ばそうとするほど余計な力が入ってリラックスできないと言ってもいいでしょう。その結果、トップが浅くなってダウンスイングで体が開く格好になります。

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