インパクトで手元が浮くのは手元が軽すぎるから? グリップの重さや太さについて考えてみよう!
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第195回

いつも決まったグリップしか使わないというゴルフギアライター・T島氏。今回は多種多様な太さ・重さ・硬さがあるグリップのこだわり方について、大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏と語り合います。
今日はグリップの話ですよ。
そういえば、T島さんってグリップ交換してるところ、ほとんど見ないですよね。
グリップ交換する前に、クラブが変わってますからね。ワハハ。
ですよね。でも、グリップはいつもイオミックですよね?
イオミックのステッキー1.8のバックライン無しです。これぞT島の定番というやつです。バックラインの有無にはこだわっていないけど。
グリップですが、大きく分けてラバー系と樹脂系に分かれます。ラバー系はゴルフプライドのツアーベルベットとかが代表的ですね。樹脂系はイオミックとかエリートグリップが代表的と言っていいでしょう。
樹脂系が誕生したのはちょうど20年前ぐらいですね。ラバー系は手頃な価格ですが、ゴムなので使っているうちに硬化していきます。樹脂系は高価だけど、硬化せず寿命が長いと言われていましたが、コロナ禍の品薄期間を経てラバー系は大幅に値上げしたので、価格差が少なくなりました。
そうですね。ラバー系もゴルフプライドさんの、ALIGN(アライン)やMCCなど多様化しています。太さも以前のようにコアサイズと呼ばれる内径で差をつけるのではなく。下巻き4枚分プラスしてあるPLUS4や、さらにテーパーレスにして右手と左手のグリップの感覚を近づけたPLUS4 MIDなど、選ぶのに迷っちゃいますよね。
昔のツアープロって、右手の下巻きが何巻きで左は……なんてこだわっているプロが多かったそうです。ですが、今の若手選手は、そんなこだわりを持っていないって、ツアーレップの方が教えてくれました。グリップ自体にかなり多様性がでてきたのもあるでしょうね。
そうですね。下巻きで調整するよりも、調整してあるグリップを選ぶほうが感覚も揃いやすいんじゃないでしょうか?