だから狙ったところに打てない! 「絶対やってはいけないアドレス」3つのポイントを解説
吉本巧のゴルフギア教室 第72回

ゴルフのギアやスイング、スコアの作り方などについて、細かく丁寧に解説するのが得意なプロコーチ・吉本巧が、正しいアドレスについて解説します。絶対にやってはいけないアドレスとは、一体どんなアドレスなのだろう?
アドレスの取り方は人それぞれですが、打ちたい方向を向いて構えたいのはみんな同じ。でも、アマチュアの方がアドレスに入るのを見ていると、それができない入り方や合わせ方をしている人が多いので、今回はそれについてお話します。
アドレスする時にやってはいけないことは次の3つです。
1 ターゲット対して真っすぐ向いていると感じてはいけない
2 両足のツマ先にクラブを合わせて向きを確認してはいけない
3 両足の位置を先に決めてはいけない
では順に説明しましょう。1についてはすでにご承知の方も多いと思います。誰もがショットの前にターゲットを決め、そのターゲットとボールを結んだターゲットラインを設定すると思います。多少個人差はあるとしても、そのターゲットラインに対してクラブのフェース面が90度になるようにクラブをセットするでしょう。
次に両目を結んだラインがターゲットラインに対して平行になるようポジショニングします。ここが大事なところで、このように立って打つ方向を見ると、両目のラインの延長線上にはターゲットがありません。ターゲットが自分の正面に近いところに見えたらそれは間違いで、それより少し左を見ていなければいけません。
パットの構えのように、ボールの真上に目がくればターゲットラインと両目を結ぶラインが重なるのでターゲットを見てもいいですが、パター以外のクラブでは番手が上がるごとにターゲットより左を向くことになります。
ですから、ターゲットに真っすぐ向いていると感じたら、かなりの確率で目線がターゲットを向いている。それに伴い、体、極端な時はフェース面まで右を向いています。気持ちよく構えたのに打球が右に飛び出す人の8割以上はこのようになっています。アドレスではターゲットより若干左を向くのが正解。見え方はおのおの違いますが、常にこの感覚で構えられるようにしましょう。