「そろそろボギーが来そう」なんて言うのはもってのほか! その一言がゴルフの流れを悪くする
石井良介のゴルフ・すべらない話:第81回

たまたま取れちゃったバーディで良い流れはこない?
ゴルフは心の機微がスイングやプレーに現れやすいスポーツだ、と言う石井良介。アマチュアあるあるの「ダフった!」「トップした!」というミスの申告や、良い球を打ったのに「ちょっと芯を外してるんだけどね」なんていう謙遜? などはプレーの流れを悪くすることに繋がるという。悪い流れを作らないための気持ちの持ち方を教えてもらった。
ゴルフはゲーム、ゲームには流れがあります。いい流れも悪い流れもありますが、いずれもそれなりの対応が必要です。以前もお話ししましたが、僕はアイアンのセカンドショットでビトウィーンの距離(番手間の半端な距離)が残る時は流れがあまりよくなく、フルショットでちょうどいい距離が残る時は流れがいいと感じています。
ビトウィーンの距離が残った時には大きく分けて、振り幅でコントロールする、球筋でコントロールする、諦めて大きめ(短め)に打つ、の3つのいずれかで対応しやり過ごします。球筋でコントロールするとはフックで届かせたり、スライスでショートさせることです。
調子がよくない時には、とりあえず大きめの番手で打って次打に託します。できればグリーンに乗せたいですが、アプローチになってもOKのつもりで打ちます。もちろん奥からすごい下りになることがわかっていれば、手前に刻んでアプローチい賭けることもあります。流れが悪い時にはショットで無理をしないということ。こうして待っていると、そのうちいい流れがきます。