ユーティリティで“カチャカチャ”してないの? まずは打ちたい距離にアジャストしてみよう!
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第72回

ユーティリティはグリーンを狙うクラブ。“カチャカチャ”のアジャスト機能を有効利用すべし
ユーティリティにも、ロフト角やフェース角などを調整できる“カチャカチャ”がついたモデルがある。だが、もともとやさしく打てるユーティリティでは、“カチャカチャ”をフルに活用するイメージがあまりない。その機能はボクらにとって吉になるのか? カリスマフィッターの鹿又さんは、こうレクチャーする。
ユーティリティの“カチャカチャ”を吉にするか凶にするかは使う人次第ですが、ボクは“吉”しかないと思ってます。
大前提としてお話ししたいのが、ロフト=距離ではあるのですが、モデルによって球の高さとスピン量が違うし、ボール初速も変わります。どのユーティリティでも、24度を打てば同じ距離になるかといったら、そうではありません。
同じモデルの中でロフトが違えば、距離が変わっていきます。それが違うモデルになると、たとえばAというモデルの24度は190ヤード飛ぶけど、Bというモデルの24度は180ヤードしか飛ばない、ということが起こってくるんです。
だからこそ、そのクラブで自分が打ちたい距離を打つための調整機能として“カチャカチャ”ほど優秀なツールはありません。