ダウンスイングがオンプレーンならドローは打てる。クラブの下り方は左回りでも右回りでもOK!

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.17

2025/06/28 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマはドローボール。ランが出て飛距離アップが望め、何よりプロがよく使う球筋のため、憧れを抱いてドローを打とうとスイングをいじりまくっているおじさんゴルファーが多い。果たしてそれはいいことなの? また、間違った方法はとっていないの? あなたの不安、払拭します。

ドローボールに憧れるアマチュアの方がたくさんいます。特に今50歳代後半から60代の方が20~30代だった頃はドローの全盛期。ジャンボ尾崎さんや田中秀道さんがドローで飛ばすゴルフでツアーを席巻していたので、その頃からずっとドロー打ちに取り組み続けている人も少なくありません。

ドローボールを打つにはインサイドアウトに振る必要があります。ボールとターゲットを結んだターゲットラインに対して、クラブがインサイドアウトに動く過程でインパクトできればいいわけで、これはターゲットラインに対してクローズに構え、スタンスラインに沿って振ればできます。

ただ、アマチュアの方の場合スクエアに構えられなかったり、アドレスの立ち方がまちまちなので、みなさんスイング改造に走ります。とはいえ、それも簡単ではありません。アマチュアの方の大半はアウトサイドインのスイング軌道。それを真反対にするのですから一朝一夕にはできません。

アウトサイドインは多くの場合、テークバックでクラブをインサイドに上げることが引き金になります。インに引きながらクラブを上げるほどダウンスイングでアウトサイドから下りやすくなる。これを逆ループと言います。ドローを打つにはこの逆、テークバックをアウトサイドに上げるとインから下りやりやすくなる。これがループで、ドローを打ちたい人はもっぱらテークバックをアウトに上げてクラブをループさせインから下ろす練習をします。