ダウンスイングがオンプレーンならテークバックは気にしなくていい

ドローボールに憧れるアマチュアの方がたくさんいます。特に今50歳代後半から60代の方が20~30代だった頃はドローの全盛期。ジャンボ尾崎さんや田中秀道さんがドローで飛ばすゴルフでツアーを席巻していたので、その頃からずっとドロー打ちに取り組み続けている人も少なくありません。

ドローボールを打つにはインサイドアウトに振る必要があります。ボールとターゲットを結んだターゲットラインに対して、クラブがインサイドアウトに動く過程でインパクトできればいいわけで、これはターゲットラインに対してクローズに構え、スタンスラインに沿って振ればできます。

ただ、アマチュアの方の場合スクエアに構えられなかったり、アドレスの立ち方がまちまちなので、みなさんスイング改造に走ります。とはいえ、それも簡単ではありません。アマチュアの方の大半はアウトサイドインのスイング軌道。それを真反対にするのですから一朝一夕にはできません。

アウトサイドインは多くの場合、テークバックでクラブをインサイドに上げることが引き金になります。インに引きながらクラブを上げるほどダウンスイングでアウトサイドから下りやすくなる。これを逆ループと言います。ドローを打つにはこの逆、テークバックをアウトサイドに上げるとインから下りやりやすくなる。これがループで、ドローを打ちたい人はもっぱらテークバックをアウトに上げてクラブをループさせインから下ろす練習をします。

しかし、それでインサイドアウト軌道やドローボールが保証されるわけではありません。実際のところ、そうやってもアウトからクラブが下りる人が多いので、すんなりドローを打てるところまではいかないのです。

では、ここでダウンスイングにフォーカスしてみましょう。テークバックからバックスイングでどこにクラブが上がろうと、ダウンスイングでオンプレーン、すなわち後方から見た場合に肩とヒジの間からクラブが下りればドローは打てます。つまりダウンスイングさえオンプレーンならいいということです。

あるお客さんもドロー打ちを目指してインサイドに上げていたのをアウトサイドに上げるように一生懸命取り組んでいましたが、その方はダウンスイングがオンプレーンだったので「テークバックはオンプレーンにこだわらなくていいですよ」とアドバイスしました。逆ループでもOKということですね。すると苦労することなくドローが打てるようになりました。

普通はテークバックでクラブがアウトに上がり“右回り”でインサイドから下りてアウトに抜けますが、ダウンスイングがオンプレーンになっていればインに上がって逆ループで下りてきてもいい。“左回り”でもスピードアップしてうまく振れる人もいるので、そんな人はバックスイングで無理にオンプレーンにしてループしなくてもドローが打てる、というお話でした。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。