振りやすくても上がらない飛ばないじゃ意味がない。最適なクラブの長さは“打ちやすい”が正解

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第74回

2025/07/10 ゴルフサプリ編集部



そもそも論として、大柄な欧米人と小柄な日本人で、クラブの長さって変わらなくていいの? 同じクラブ(番手)でも、身長が高い人は長め、背丈が低い人は短めなのが自然じゃないの? そんな単純なギモンをカリスマフィッターの鹿又さんに問いかけてみると、こういうアンサーが返ってきた。

クラブの長さは身長と比例したほうがいいのか? というテーマでボクなりの考えをお話ししましょう。

実際にアメリカへ行ってフィッティングをしている人たちに話を聞いたり、現場で見たりした中で言うと、アイアンの長さに関しても、あちらでは0.5~1インチくらい長くしている人もいます。つまり、5Iで39インチくらいにしたり。ただそれは、あくまでも“アレンジ”の話になります。

アドレスしたときに身長が低くて腕が短いから、標準より短いクラブにしたらどうなるのか? ということを考えてみましょう。良い面は、クラブを振りやすくなると思います。ただ“クラブ”として見たときに、標準よりも短くなるのですから、HSが上がりづらいし球が上がりにくくなることは否めません。