ニューシャフト最速レポート! 軽量「VANQUISH VV」と手元調子の「TENSEI PRO BLACK 1K CORE」
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第198回

夏といえば新しいシャフトがツアープロの間でテストされたり、早いものではニューモデルが発売される時期であります。今回は、そんなニューモデルのシャフトの中から、三菱ケミカルの「VANQUISH VV」と「TENSEI PRO BLACK 1K CORE」をレポート。ゴルフギアライターのT島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏が語り合います。
今年も夏から秋にかけて大手シャフトメーカーから新しいシャフトが発売されますね。
そうですね! もうツアー会場では選手たちに配られているみたいですね。グラファイトデザインからは「ツアーAD FI」、フジクラシャフトからは「スピーダーNXゴールド」、USTマミヤからは「アッタスウルトラ」……
そして三菱ケミカルから「VANQUISH VV(ヴィヴィ)」と「TENSEI PRO BLACK 1K CORE」ですね。この2モデルはすでにメーカーから正式に発表されているので今回レポートしましょう。
まずは「VANQUISH VV」です。7月11日発売ですね。一昨年発売されました「VANQUISH」の追加モデルです。精密軽量シャフトとして人気だった「VANQUISH」は30、40、50g台という軽量に絞ったシャフトです。「VANQUISH VV」も同じ重量帯です。この3つの重量帯なのになんと17スペックもあります。
すごいね。3R3とか4TXとか面白い。クセのない中調子。全体的にしなる感じでタイミング取りやすいね。
そうなんです。重さといい硬さのバリエーションといい。すごく幅広い層にマッチしそうです。
軽くて柔らかいスペックは、しなりも大きいのだけど、しっかりインパクトで戻ってくれるから、ワンフレックスのシャフトみたいな感じ。硬いスペックは、シャフトの動きは減るけどタイミング取りやすいし、スピード感もあるから飛距離性能は高い気がします。
そうですね。ドライバーだけでなくフェアウェイウッドに入れても良いと思います。三菱は、重さが変わってもフレックスが同じなら振動数も同じだし、ドライバー、フェアウェイウッドと組み合わせやすいです。
間違いない! 女性ゴルファーからシニア、飛距離が落ちてきたアスリートまで幅広くオススメしますよ。