永峰咲希に5年ぶりの復活Vもたらした、サークルTの「点と線」【「資生堂・JALレディスオープン」最終日】

日本女子ツアー「資生堂・JALレディスオープン」最終日(6日、神奈川・戸塚CC西C)は、通算9アンダーで並んだ永峰咲希と木戸愛のプレーオフとなり、3ホール目で永峰が勝利。2020年の「日本女子プロ選手権」以来となる、5年ぶりの通算3勝目を挙げた。勝負所のパットをことごとく決めた「サークルT」には、マジックで手書きされた「点」があった。(写真/森伊知郎)
プレーオフ3ホール目。2ホール目までとは場所が変わったホールロケーションは、奥行き30ヤードのグリーンの手前から26ヤードでした。
つまりカップの先は4ヤードしかなく、さらに強い下り傾斜でオーバーするとグリーンを出てしまいそうです。
永峰はこの場面で10メートルのパットを「OK」に寄せました。
木戸はグリーン右からのアプローチがオーバーして、パーセーブできず。
短いウィニングパットは難なく決めましたが、勝負はファーストパットを寄せた時点でついていたと言えそうです。
プレーオフの1ホール目は逆に永峰がグリーンを外し、アプローチは2.5メートルほどオーバーしていました。
外せば、負けのパーパットは「届けば入る、と思ったので、入った時も驚きはありませんでした」との自信を持って打てたとのこと。
ここで手にしていたパターが、今年4月の「ヤマハレディースオープン葛城」でテストして、4週後の「パナソニックオープンレディース」から本格的に使い始めたスコッティ・キャメロンの「ファントム X T5S」、もちろんサークルTマークがついたツアープロトタイプ です。