地面反力を意識するとスイングがおかしくなる? 地面からの力は回転に使うのが正解!
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.20
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは地面反力。地面を踏むことによって生まれる力(反力)を利用しようというものだが、額面通りにやっていいものなのか? そもそも誰もができるワザなのか? その正体と使い方を解説してもらおう。
「地面反力を使ったスイング」と聞いて、みなさんはどんなスイングをイメージしますか? 多くの人はジャンプしながらインパクトするようなスイングを思い浮かべるのではないでしょうか。それはあながち間違いではなく、跳ね上がるようにインパクトするプロも少なくありません。でも、だからといってそうならない人が地面反力を使っていないかといえば、そうでもありません。
実際のところ、スイングする時には誰もが多かれ少なかれ地面反力を使っています。地面に立って運動をする以上、使わないわけにはいかないのが地面反力。ジャンプしながら打つ人は、それが際立っているだけ。逆に言えば、そんなスタイルを絵面通りに真似しても地面反力を使えるわけではなく、スイングに支障をきたすことにもなりかねません。