ドライバーの弾道が高すぎる? 原因はロフトやシャフトじゃなくて、打ち方かも!

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.21

2025/07/25 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは打球の上がり過ぎ。ドライバーで球が高く上がり過ぎて飛ばないアマチュアが、クラブを替えて問題解決を図ったところ効果がなく、かえって飛ばなくなってしまったという例を通してスイングとクラブの関係性を解く。

今回はスイング改造というよりギア選びに寄った話です。「ドライバーで打った球がやたら高く上がって前に飛んでくれない」というお客さんがいました。ショップに行ったついでに相談してみたところ、次のようなスペック変更をすすめられたそうです。まず10.5度のロフトを9度にしましたが効果がなかったのでさらに立てて8度に、またシャフトも硬いフレックスのものに替えました。すると幾分打球の高さが抑えられたので、ひとまずそれで試すことにしたそうです。

コースで打ってみると上がり過ぎは抑えられましたが飛距離は変わらず。でも、まもなく当たらなくなり、そのせいもあってやたら振りづらく感じるようになったそうです。私が相談を受けたのはこのタイミングだったのですが、実はこういったアマチュアの方の例は結構多くて、その原因を確定するためにあるドリルをやっていただきました。

それは3Wや5Wでティアップしたボールを打つメニュー。ただ打つだけでなく、なるべく低い球を打ってもらいました。すると案の定、トップやチョロが頻発して低いボールどころか、まともに当てることもままならない状態でした。