ホールインワンを出しやすいパー3ってあるの? 距離やグリーンのサイズは? 経験者に聞いてみた
6月に行われた国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の2日目、仁井優花と小野祐夢がそれぞれ別のホールでホールインワンを達成。ところで、ホールインワンが出やすい距離、グリーンのサイズ、クラブなどはあるのだろうか? 2度のエース達成経験のあるクラブフィッターでクラフトマンでもある小倉勇人氏に聞いてみた。
同日に二人もホールイワンが出るなんて、なかなか珍しいことですよね。さて、このホールインワンの内訳ですが、小野祐夢選手は実測182ヤードの15番ホール、仁井優花選手は実測158ヤードの9番ホールでした。小野祐夢選手は5番ユーティリティ、仁井優花選手は7番アイアンを使っていました。
小倉さん、まずホールインワンが出やすいパー3のカップまでの距離、グリーンのサイズって、どんなものなのでしょう。
アマチュアゴルファーをベースに考えればいいんですよね? そうすると、距離は130~140ヤードぐらい。グリーンはそれなりに大きくて、少し打ち上げもしくは平坦(高低差が少ない)であるほうが良いでしょう。打ち下ろしになると落下角が大きくなり、ランが出にくくなるからです。カップまでの距離が長ければ打ち下ろしでもランが出ますが、それだけ精度の高いショットが求められてしまいます。
多少、ランが出たほうがカップインしやすいということでしょうか。
はい。バスケットのダンクシュートのような、ボールが直接カップインするようなホールインワンはあまり聞いたことがありません。カップ手前などに落ちて、転がってカップインのほうが確率は高いと考えます。