ホールインワンが出やすい距離は130〜140ヤード
ゴルフサプリ 同日に二人もホールイワンが出るなんて、なかなか珍しいことですよね。さて、このホールインワンの内訳ですが、小野祐夢選手は実測182ヤードの15番ホール、仁井優花選手は実測158ヤードの9番ホールでした。小野祐夢選手は5番ユーティリティ、仁井優花選手は7番アイアンを使っていました。
小倉さん、まずホールインワンが出やすいパー3のカップまでの距離、グリーンのサイズって、どんなものなのでしょう。
小倉 アマチュアゴルファーをベースに考えればいいんですよね? そうすると、距離は130~140ヤードぐらい。グリーンはそれなりに大きくて、少し打ち上げもしくは平坦(高低差が少ない)であるほうが良いでしょう。打ち下ろしになると落下角が大きくなり、ランが出にくくなるからです。カップまでの距離が長ければ打ち下ろしでもランが出ますが、それだけ精度の高いショットが求められてしまいます。
ゴルフサプリ 多少、ランが出たほうがカップインしやすいということでしょうか。
小倉 はい。バスケットのダンクシュートのような、ボールが直接カップインするようなホールインワンはあまり聞いたことがありません。カップ手前などに落ちて、転がってカップインのほうが確率は高いと考えます。
最新の売れ筋アイアンにはホールインワンが出やすいモデルが多い!?
ゴルフサプリ それを踏まえて考えると、どんなクラブがホールインワンしやすいと言えますか?
小倉 前述したカップまでの距離が130〜140ヤードという前提も合わせると、スピンが入りすぎない適度に低重心、ロフト設定が大きすぎないアイアンが良いですね。
ゴルフサプリ 最新モデルのアイアンのロフト設定だと、#7で34度では“ロフトが大きい”と考えられていると思います。となると、ロフト設定は#7で30度前後がちょうどいい?
小倉 そうですね。たとえば、スピンがほどよく入ってくれるモデルとしては、テーラーメイドのP790(#7/30度)、ブリヂストンの258CBP(#7/30度)、それからダンロップの スリクソン ZXi5(#7/31度)あたりが浮かんできます。奇しくもみんな超売れ筋のアイアンですね(笑)。
ゴルフサプリ ちなみに小倉さんはホールインワンの経験あるんですか?
小倉 2回あります。一回目は7番アイアンのハーフトップ、2回目は8番アイアンでカラーに着弾し、ファーストバウンドが前に跳ねて、ランが出て入りました。
ゴルフサプリ 2回もあるのですか! さすがですね。
小倉 それなりにピン方向に打ち出せれば、確率は上がると思います。ツアープロのようなバックスピンがかかって入るようなことはまずないですね。あれはグリーンが速い状況でないと生まれにくいので。
ゴルフサプリ では、ここまでをまとめると。グリーンとの高低差は少ないほうが良くて、やや打ち上げでも可。グリーンは大きいほうが良くて、距離は130〜140ヤード、これがアマチュアゴルファーでもホールインワンが出やすいパー3。そして、カップ手前に落ちて転がってカップインする球が打ちやすい、適度に低重心なヘッドでロフト設定は#7で30度前後のクラブを使用する、ということですね。
小倉 あとはラウンド回数を増やして、確率を上げていきつつ、運にまかせるしかないですね。
■解説:小倉勇人(おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。


