OKパットは何センチから? 今さら聞けないOKパットのアレコレを解説

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第125回

2025/07/14 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



競技ではなく仲間内のゴルフではよく使われるOKパット。適用される距離はカップからワングリップというのが一般的な認識だと思うが、これって正式にはどうなんだろう? OKパットにまつわるあれこれを解説する。

「ゴルフしてから今日まで、短いパットはほとんどやっていないから」

短いパットをポロポロと外し続けた彼はそう言って複雑な表情をしていました。彼は幼なじみで、その日、初めて一緒にゴルフをしました。
20年以上、営業畑一筋で接待ゴルフをしてきた彼は、良くも悪くもOKパットがある世界でゴルフをしてきたのです。
そのコンペは、完全ホールアウトルール、つまり、OKパットは認められないというストロークプレーの競技でした。

OKパットはマッチプレーで認められているだけで、一般的にプレーされているストロークプレーではルール違反です。でも、ゴルフコースのローカルルールなどで認められていたり、コンペ内のルールで2パット目が外れたら次のパットは長さにかかわらずOKとする、というように決められることもあります。
日本だけの悪習だと知ったかぶりをする人がいますが、世界中のゴルフコースで正式にはダメだけど、ローカルルールとして、というパターンで習慣となっています。

先程紹介した幼なじみのようにパットが下手になってしまうからとか、ルールはルールだからとか、OKパットを撲滅しようと考えている人たちもいます。インチキは許せない、という真面目さが根底にあることは明確で、一定の理解を得ています。

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