快挙の初V! 内田ことこを引き立てた“グッドルーザー”
だから日本女子ツアーは素晴らしい!

内田ことこが完全勝利で初優勝!最終ホール、長いバーディパットが決まったこてで……(写真は2025年ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 撮影/Getty Images)
日本女子ツアー「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」最終日(13日、北海道・真駒内CC空沼C)は内田ことこが初日からの首位を守って初勝利を挙げた。完全Vでの初優勝は、ツアー史上5人目。さらに北海道出身選手が地元で勝ったのも史上4人目(5回目)というダブルでの快挙となった。そして感動のシーンでは同組の2人が“グッドルーザー”の気遣いをするシーンもあった。
感動の場面は4日間の平均スコアが最難関だった18番パー4でした。
内田は6メートルほど のフックラインを見事に読み切ってのバーディフィニッシュで締めました。
初優勝が4日間大会で初日から首位を守り通しての「完全V」は、2010年「日本女子オープン」での宮里美香以来15年ぶりで史上5人目。
北海道出身選手が北海道で勝つのは大場美智恵、菊地絵理香(2回)と小祝さくらに続く史上4人目(5回目)のダブル快挙でした。
それだけに地元のファンの前でたっぷり余韻に浸りたい、ところですが、早々にカップからボールを拾い上げるとグリーンサイドに出てキャディと握手。まるで単にバーディを決めた後のようです。
それも仕方ありませんでした。
この時は同組の山城奈々が少し近い距離に2オンさせ、泉田琴菜はアプローチを3メートルほどに乗せたので、二人のパットがまだ残っていたのです。