ドライバーの“最大飛距離”を伸ばしたければ「バランス軽め」にトライしてみる?

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第75回

2025/07/17 ゴルフサプリ編集部



今どきの大MOIヘッドのドライバーで、MAXの飛距離を伸ばす方法の一つとして、クラブのバランス(スイングウェイト)を軽くする作戦があるという。とはいえ、そうするとドライバーだけがセットの流れから外れちゃうんじゃないの? と思うかもしれないが、カリスマフィッターの鹿又さんはこう述べる。

ドライバーのスペックについて、興味深いお話をしましょう。
今シーズンの女子ツアーでも優勝(ヤマハレディース)しており、ドライビングディスタンスのスタッツで上位の常連でもあるロングヒッター・穴井詩選手のドライバーは、46インチでC7というスペックです。バランス(スイングウェイト)が軽いということ。
テーラーメイド「Qi35 LS」のヘッドのウェイトを軽くしてC7にして、46インチで使っています。そのドライバーで、トラックマンの弾道データを見ると300ヤードを超えていました。

これは穴井選手という“天才”であり、優れたミート率や再現性という高度なスキルがあって成立している部分です。それでも、上手く打ったときに飛ばそうと思ったら、間違いなくこういうスペックのほうがヘッドスピードは上げやすいと言えます。