「ボギーで良いのだ」の気持ち。スタートホールで大叩きしない方法はこれ! 目標は低く、静かな気持ちでプレーに入る
吉本巧のゴルフギア教室 第76回
朝イチのティショットを曲げて、アプローチをダフリ……スタートホールからいきなりのトリプルボギー。スタートホールからつまづいてしまうと、ダメージは大きい。そこで、スタート3ホールで大叩きしないための方法をプロコーチ・吉本巧に教えてもらった。
スタート前には、その日の心理状態によって、気持ちを高める、集中する、心を落ち着かせる、といった時間を作りましょう。テンションが上がりすぎてもいけませんが、何となくスタートするのが一番失敗しやすいので、5分くらいでもいいから他のメンバーとちょっと距離をとって自分と向き合う時間を作る。そこで深呼吸をするなり、目を閉じるなどして気持ちを整えてスタートに備えましょう。
その日の目標を明確にすることも大事です。スコアもそうですが、スイングに関わること、心がけなど何でも構いません。例えば「今日は最後まで絶対に諦めない!」「途中でキレない」など、決めた目標をスコアカードに書き付けておき、それを見ながらプレーしてもいいでしょう。
ラウンド全般の目標とは別に、スタートから3ホールの目標も立てますが、こちらは設定を低くするのがポイント。スコア、スイング、メンタルの3つでゆるめに目標設定をするとなおいいです。
例えば90切りが目標ならボギーは100点、パーは120点、3ホールで3オーバーなら十分とか、スイングならマン振りせず、結果は60~70点でいいと決めておく。メンタルならド緊張しても不安になっても全部受け入れる。そうなるのは一生懸命やっている証拠ですから、あえて自分を褒めてあげる、といったようにです。