タメが作れない? 大丈夫、今どきドライバーはタメを作らないほうが飛ばせます!

オジサンだって、まだまだ飛ばせる! 【人気コーチ・大西翔太のカラダにやさしいドライバーレッスン!】

2025/08/04 ゴルフサプリ編集部



カラダのあちこちに痛みを感じるようになったし、若い頃のような無茶振りもできない。でも自分なりにドライバーの飛ばしを満喫したい。そんなオジサンゴルファーたちに大西翔太コーチがドライバーの飛ばしテクをアドバイスするシリーズ。第13回は「タメが作れないという悩みの解決策」をテーマに取り上げる。

構成/三代 崇 写真/小林 司 協力/千葉カントリークラブ梅郷コース

ダウンスイングでタメを作るのが飛ばしの条件であることは知っている。だけど年齢のせいか不器用になってタメがうまく作れない。そればかりでなくボールが右にしか飛ばなくなったし、飛距離もかなり落ちてしまった。オジサンゴルファーたちの「あるある」の話ですね。

キャリアの長いゴルファーたちにとって、「ダウンスイングでタメを作る」ということはゴルフの常識として教えられたそうです。右ヒジを絞るようにして手元を引きつけてクラブヘッドを遅らせる。そして大きなタメをインパクトエリアで一気にリリースすることで大きなパワーを生み出すわけです。

でも、これはクラブヘッドがかなり小さかった昔のパーシモンドライバーの時代の話です。当時のヘッド体積は200~230cc程度で、現在の460ccのチタンヘッドの半分しかなく、シャフトも43インチくらいと短かった。そんな理由からダウンスイングで飛ばしのパワーをしっかりと蓄積する必要がありました。