ユーティリティ専用シャフトが熱い! 得意番手にしたいならシャフト選びを真剣に!
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第202回
日本シャフトの「N.S.PRO MODUS3 HYBRID HL」、藤倉コンポジットの「VENTUS HB BLACK/BLUE」などなど、今年はユーティリティ専用シャフトが豊作! ゴルフギアライター・T島氏も熱視線を送るユーティリティ専用シャフトについて、大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏と語り合います。
記事タイトルの通り、今年の夏はユーティリティシャフトが熱い!
そうですね。春から夏にかけてユーティリティのシャフトが多く発売されたり、発表されていますね。
先日も、日本シャフトから「N.S.PRO MODUS3 HYBRID Graphite On Steel Technology」の「HL(N.S.PRO MODUS3 HYBRID HL)」が出ます!と発表試打会がありました。こちらは5年前に発売された「N.S.PRO MODUS3 HYBRID Graphite On Steel Technology」(以下G.O.S.T)の追加スペックという位置づけです。
こちらG.O.S.Tの「HL」は、今年2月に発売されたタイトリストのGTシリーズのハイブリッドの純正シャフトとして先行して採用されています。
そうなのよね。私も先日打ちましたが、かなりの好印象でした。G.O.S.Tはロフトの大きい番手に使っていたことがありました。ですが、ヘッドスピードの速い人がターゲットのシャフトなので、フィーリングは好きなんだけど、T島はシャフトを活かしきれていない感じでした。
「HL」はかなり幅広い層に受け入れられそうですね。大蔵ゴルフスタジオでは、タイトリストのGTシリーズのハイブリッドに選ばれる方が多いです。
スチールシャフトにカーボンが巻いてある、シャフトの素材がハイブリッドなシャフトなんですけど、「HL」は中身のスチールシャフト自体が通常のG.O.S.Tとは違う感じがします。
確かに、気持ちよくしなって、ボールも気持ちよく上がってくれますものね。
そうなんですよ。とても簡単に表現すると、「HL」はG.O.S.TのSRって感じなんですかね?
そうですね。このしなり感だと、アイアンシャフトにモーダスシリーズを使用している方との相性が良いと思います。特に105、110、115とかですかね。
モーダス120を愛するT島的にも、好きなシャフトです。「HL」は重さが91gと結構あります。UT用カーボンシャフトで90g台のものはありますが、その重さを得るために、どうして硬くなりがちです。それはそれで、球が前に行って強いのは良いんですけど、やっぱり高さが出しにくくて落下角度が稼げません。
そうですね。「H」Lは良い意味でシャフトが動いてくれます。それでいて、タイミングがとりやすくボールを持ち上げてくれて、高弾道になりますから、落下角度もしっかり稼げます。
23度のアイアン型UTでも打ったけど、面白いぐらい良い球だったんですわ!
T島さんが苦手なアイアン型UTでも「HL」なら楽に打てるという(笑)
はい。すごいうれしかったです。逆にハードヒッターだと「HL」じゃなくて、SとかXを選んでいるのでしょうね。