夏はシャフトがよくしなるからS! なんて、季節によってスペックを変えるのはアリ? ナシ?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第80回
お盆休みが過ぎても、温暖化の影響により暑さが収まる気配はまだまだ。気温が高いと体が回るしシャフトが動きそうな気がするから、ドライバーのシャフトを硬めにしたら弾道が安定するのでは? そんな質問をカリスマフィッターの鹿又さんに投げてみたら……。
“夏対策”としてドライバーのシャフトを硬くするのだとしたら、どうしてドライバーだけそうしたいのでしょうか? そのように変えなければ良い結果が出ないのであれば、全てのクラブのシャフトを変えないと上手く打てないことになりますよね。
ボクがよく話していることの一つですが、フィッティングをしたり、自分に合うクラブを見つけるときは「どの状態のときに合わせるか」ということをご自身で理解することが肝心です。例えて言うなら、自分のパフォーマンスの最高値が10段階中の10として、どの段階に合わせるのかを踏まえて探すということ。
その段階の中で、8の状態に合わせるとしたら、それよりも振れないときは球がつかまりにくくて低くなるし、振れるときは球がちょっと高くなってつかまる。というように、自分のクラブとクセを理解しておくことが大事です。