「ビジョン54」を原動力に、5Uで1ヤードを打ち分ける吉崎マーナが「日本ジュニア」優勝
「日本ジュニアゴルフ選手権」最終日、女子15~17歳の部(22日、埼玉・霞ヶ関CC西C)は6バーディ、1ボギーの68(パー73)で回った吉崎マーナが通算12アンダーまで伸ばして優勝した。勝利の原動力となったのは同郷のスター宮里藍さんも現役時代に取り入れていた「ビジョン54」と、1ヤード刻みで打ち分けるユーティリティだった。(写真/JGA提供)
最終ホールの奥から5メートルのバーディトライはカップをかすめたものの、1メートル弱のパーパットを決めてフィニッシュ。
これがウイニングパットだったものの、プロのトーナメントのようなスコアボードはないことから「バーディじゃなきゃ勝てないと思っていた」吉崎のアクションは控えめ。
それでも1打差で逃げ切ったことをスコア提出所で知ると「すごく嬉しかったです」と喜びの表情で語りました。
身長151センチの吉崎の「一番の目標」は同じ沖縄の大先輩で、やはり小柄(154センチ)ながらも日本ゴルフ史上で唯一の世界ランキング1位となった宮里藍さんです。
その藍さんの名前が付いたジュニア大会で出場し、昨年は優勝したことで一緒にラウンドする機会も得るなどして知ったのが「ビジョン54」でした。
18ホール全てでバーディが取れれば54のスコアで回ることができる、というメソッドを知った時には「ゴルフに対する考え方が変わりました」と吉崎は言います。