「CAT Ladies」で2年ぶり優勝の櫻井心那 ウッドの“カチャカチャ”はバラバラで、ウェッジは1度寝かせ その意図は?
先週の日本女子ツアー「CAT Ladies」は櫻井心那が2シーズンぶりのツアー通算5勝目を挙げた。そのバッグを覗いてみると、ドライバーとフェアウェイウッドの“カチャカチャ”(弾道調節機能)は全てポジションがバラバラ。さらにウェッジはロフトを1度寝かせていた。その意図は何なのか?
今年からクラブ契約がフリーになった櫻井のセッティングは、ドライバーと2本のフェアウェイウッド(FW)は「GT2」。ウェッジは46度と52度が「SM10」。58度は「ウェッジワークス」(いずれもタイトリスト)となっています。
読者の皆さんも気になるであろう、優勝選手の使用クラブチェックと撮影は、最終日の取材で欠かせません。
ですが、櫻井のクラブをチェックしていると思わず???となりました。
ドライバーとFWは「GT2」で統一されていますが弾道調節機能、いわゆる“カチャカチャ”のポジションがドライバーから順に「B1」「D4」「A1」と見事にバラバラだったのです。
一般アマチュアでも、ドライバーやFWが同じメーカーならカチャカチャのポジションも同じにすることが多いのではないでしょうか。
これにはどのような意図があるのか気になるところです。
そこでコーチの目澤秀憲さんに聞いたところ「打ちたい球筋と『距離の階段』を揃えるためにこうしています」と説明してくれました。