全クラブ同じグリップにするのは意外と大変? 知っておきたい注意点
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第81回
「パターを除いたドライバーからウェッジまでのグリップは、そろえたほうがいいんでしょうか? そろえたら、どんなメリットがありますか?」というゴルフサプリ編集部のクエスチョンをカリスマフィッターにぶつけてみた。鹿又芳典の答えを聞いてみよう。
「すべてのクラブのグリップをそろえるべきかどうか? そろえるとしたら、ナゼそろえなきゃいけないのか?」と聞かれたら、あなたならどう答えますか?
「握ったときのフィーリングが全番手で同じのほうが、ラウンド中に統一感があるのかな、と思いました」
おそらく、このような答えになることが多いでしょう。それなら、全番手のグリップをそろえたほうが良いでしょう。そこは個人の裁量で良いと思います。
ただ、そのときに注意してほしいことがあります。全てのクラブでフィーリングを統一しようとしたら、シャフトのバット径とテーパーの付き方によって、下巻きテープで調整したりして同じ太さになるようにする。そういう“工夫”をプラスしないと、統一感が出てこないので気をつけましょう。
シャフトによって、バット径も違うしテーパーの付き方も違うから、クラブによっては「右手だけ細く感じる」といった感覚の違いが出てくるもの。それは下巻きのテープで太さを調整して、自分が握りやすいように統一していけば良いと思います。