コースで活用しやすい、アイアンのセッティング法とは?
【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】
以前、ゴルフ場で役に立つためのアイアンの考え方を書かせていただきましたが、もう少し詳しく、クラブスペックのお話をしていきたいと思います。(ダグ三瓶)
みなさんが、アイアンに対して求めるものはなんですか?
それは打ちやすさだったり、思った距離が出るかどうかだったり、もしくは止まりやすいかどうか? などでしょうか?
ミスショットに強いとか、上がりやすいかどうか? などもあるかもしれません。
これらは、おそらく、7番アイアン1本のお話をされていることが多いのではないでしょうか?
もちろん、そういう機能を求めて、まずは、しっかりと7番アイアンを決めていくことも重要です。ですが、アイアンというのは、複数本でセッティングされており、その本数全体でもって機能しなければ、ゴルフ場では活用しにくいものとなるということになります。
簡単に言えば、距離の打ち分けですね! かつ、球の高低の打ち分けも可能にならなくてはなりません。
ゴルフ場では、様々な距離を打って狙っていきます。ターゲット(グリーンやピンなど)までの距離は、全く同じになることはほぼないでしょう。もし、同じくらいだとしても、その時のライコンディション、風向き、風の強さなど、すべてが全く同じになることはありません。
毎回毎回、違う距離、違う状況から一本のクラブでやりきるのは、プロでも至難の業ですから、そこで、複数本が必要になってくるわけです。
昨今では、7番アイアンくらいからしかセッティングに入っていない方もいらっしゃいますが、その分、ウェッジが増えたり、UTやショートウッドが入っていたりしていることが多く、飛距離を打ち分けるための選択肢であり、基本的にはアイアンの番手構成と同じと考えていただければ嬉しいです。