アマチュアはマネできる? 藤田寛之のレディスフェアウェイウッド活用術

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第82回

2025/09/04 ゴルフサプリ編集部



今シーズン、PGAツアー チャンピオンズ(米国シニアツアー)のシード選手として戦う藤田寛之が、レディスモデルのFW2本をバッグに入れたというニュースを覚えているだろうか。しかも、本来の5Wを7Wとして、本来の7Wを9Wとして使うという“番手ずらし”の奇策に出た。カリスマフィッターの鹿又さん、この狙いはなんですか? ボクらもマネしていいですか?

プロがレディスモデルを使ったこと自体が稀だから、メディアに取り上げられて注目されましたね。この背景は何があるかといったら、プロがというよりは藤田プロが求める弾道や距離と、いま主流になっているFWの弾道と距離がかけ離れている、ということが起こっているので、そういう“奇策”に出たのだと思います。
シンプルに一つ言えるのが「スピン量」の違いです。FWの中でも、とくに5Wとか7Wに求めることが、飛距離ではなくて、ウェッジ的に球を操れて距離をコントロールできるモノってなると、いま主流のFWではスピン量が少なすぎてコントロールしきれない。その対策として、たまたまレディスモデルのヘッドを使うことになったのでしょう。