7番アイアンの平均飛距離は PGAツアーで176y、 LPGAツアーで143y、 アマチュアは138y!?
山下美夢有に7番アイアンの飛距離を聞くと「143ヤード」
皆さんは、自分の7番アイアンの飛距離がどのくらいだと思っていますか? 一般男性だと150ヤードだと言う人も多いが、PGAツアーとLPGAツアーのデータからは意外な事実が見えてきた。
PGAツアーでもLPGAツアーでもたくさんの選手が使っている弾道測定器「トラックマン」。今年の「AIG全英女子オープン」で優勝した山下美夢有は19歳のときに約300万円でトラックマンを購入して日本ツアー時代から練習のときは常に「トラックマン」を持ってきていた。日本ツアー時代に山下に7番アイアンの飛距離を聞くと「143ヤードです」と1ヤード単位で答えたのが印象的だった。
PGAツアーでは試合中も「トラックマン」が選手の弾道データを計測しており、TRACKMAN社は膨大なデータを持っている。
2024年にその一部のデータとして、PGAツアー、LPGAツアーの番手別平均飛距離(キャリー)が公開された。
そのレポートを見ると、PGAツアーのドライバーの平均飛距離はキャリーで284ヤード。3番ウッドはキャリー249ヤード、5番ウッドは236ヤード。そしてアイアンは5番アイアンで199ヤード、7番アイアンは176ヤード、9番アイアンが152ヤードだった。
7番アイアンの他のデータを見るとスピン量が7124rpm、打ち出し角が16.1度、最高到達点が34ヤード、落下角度が51.1度になっている。
PGAツアーのトップ選手はストロングロフトのアイアンではなく、ロフト角が大きい7番アイアンを使っている。おそらく7番アイアンのロフトは34、35度の選手が多いだろう。