アプローチで寄せやすいのは転がしです! SWでフワッと上げるのはリスクが高い!
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.28
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマはアプローチ。昔も今もグリーン周りからフワッとボールを上げたり、キュキュッとスピンをかけて止めるアプローチに憧れるアマチュア。チャレンジするのはいいけれど、思ったほど実戦的ではありませんよ、というお話です。
今回はスイング改造というよりは打ち方の選択に関するお話です。グリーン周りのアプローチで多くの人はボールを上げて寄せようとします。もちろんバンカー越えや池越えではそうせざるを得ませんが、花道やカラーのようないいライからでも、わざわざボールを上げて寄せようとする人が多いのです。
ほとんどはサンドウェッジ(以下SW)でフワッとボールを浮かせるわけですが、例えばボールからカップまで20ヤードくらいの距離から、この手法でアプローチするなら、キャリーが15ヤードでランが5ヤードくらいの感じになると思います。でもこの場合、ピッチングウェッジ(以下PW)や9番アイアンで5ヤード強キャリーさせて10ヤード強転がす寄せ方もできます。要はどちらがやさしく寄せやすいか? 言い換えれば実戦的かそうでないかというお話です。