USPGAツアーはもちろん日本男子ツアーでも使用率が6割を超え、“The #1 ball on Tour”の名声をほしいままにするタイトリスト「プロV1」シリーズ。では、日本の女子ツアーではどのように評価されているのだろうか。

JLPGAツアーでは長年、国内2大ボールメーカーによる覇権争いが繰り広げられてきた。そこへ堂々と割って入りトップの座を奪ったのが「プロV1」シリーズだ。今シーズンの国内女子ツアーのボール使用率を振り返ってみよう。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」から直近の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」まで全試合で「プロV1」シリーズが1位をキープ（※ダレルサーベイ、タイトリスト調べ）。また、同シリーズを使用する選手の勝率も4割を超えており、女子ツアーでも文字通り#1ballの地位を確固たるものとしている。

「プロV1」シリーズが多くの女子プロに選ばれているのはなぜか。ロングショットの飛距離、ショートゲームのスピン、パターのフィーリングなどツアーボールに求められる性能は多岐にわたる。これらすべてを高いレベルで満たしているのは当然だが、「プロV1」シリーズで特筆すべき点はコンステンシーである。
日本語に直訳すれば一貫性。すなわち1個1個のボールの品質が極めて均一であり、弾道にもバラつきがないそのおかげでプレーヤーは、精密なショット技術や繊細なストローク、そして高度なマネジメント力をいかんなく発揮することができるのだ。また、フィーリングや弾道にこだわるプレーヤーにとっては、打感がよりソフトでスピン少なめの中弾道で飛ぶ「プロV1」、スピンがやや多めの中高弾道の「プロV1x」、しっかりした打感で中高弾道の「プロV1xレフトダッシュ」の3タイプから選べるところも大きい。