松山英樹 が発案のアマチュア予選で 日大4年の 小林大河 がPGAツアーの出場資格を獲得!
【10月9~12日、横浜CCで開催の「ベイカレント・クラシック」】
予選に出場した日本アマチュアランキングの上位者と緊急帰国で表彰式にかけつけた松山英樹(写真/大会提供)
10月9~12日に横浜カントリークラブで開催されるアメリアPGAツアー「ベイカレント・クラシック」のアマチュア予選が22日に同CCで行われ、日本大学4年の小林大河が出場資格を獲得した。ゴルフをやらせたい、と思った両親がタイガー・ウッズにちなんで「たいが」と名付け、2021年の「ZOZOチャンピオンシップ」ではボランティアとして参加して松山英樹の優勝を目の前で見た“大会の申し子”が本番で活躍することが期待される。
日本アマチュアランキング上位者など15人が参加した予選から本戦に勝ち上れるのはひとりだけ。
最後に難しい下りの2メートルを決めて1打差で出場資格を勝ち取ったのは日本大学4年生の小林大河でした。
「たいが」の名前はゴルフをやらせたい、と願った両親がタイガー・ウッズにあやかって付けたもの。
弟はショーン・オヘアにちなんで「翔音(しょおん)」。妹も愛香で「あにか」と読むゴルフ三兄弟の長男は、西武台千葉高校の3年生だった2021年は、ボランティアで当時の「ZOZOチャンピオンシップ」に参加していました。
仕事は各組に付いてスコアが表示されたキャリングボードを持つこと。
最終日は偶然にも松山英樹の組に付き、18番ホールでの劇的イーグルで優勝したシーンを目の前で見ることができました。
ボランティアということでホールアウト後の松山からもらったボールは今でも実家に保存してある宝物。
この日の表彰式には松山も参加して直接「WINNER」のパネルを受け取ったものの、言葉を交わす時間はほとんどなかったことから「(本戦の時は)普段の生活のリズムとか、見えてない部分のことを聞いてみたいですね」と世界の超一流が、ゴルフ場以外でどのようなことをしているのかを吸収することに意欲を見せます。
2019年に始まった「ZOZO」の初代王者はウッズでした。
小林はその時も現地で観戦し「テレビで見ているだけでもオーラを感じていましたけど、実際に見ると本当に強くて感動しました」と当時を振り返ります。
開催コースは変わりましたが、その舞台にいよいよ自身も立ちます。
こうした経歴からして、「大会の申し子」のような小林の本番での活躍に期待です。