河本結は新旧モデルを織り交ぜた柔軟なセッティングで“海外組”に競り勝つ! 【優勝セッティング解説】
濃霧による4時間遅れのスタートとなり、上位30人による9ホールでの短縮競技となった「スタンレーレディスホンダ」の最終日。イレギュラーな状況にも動じることなく、初日から首位を守る河本結が自身初の年間複数回優勝を果たした。こだわりのセッティングを紹介しよう。
通算14アンダーの完全優勝で、ツアー通算4勝目をマークした河本。その勝利を支えたのが、ゼッタイ的に信頼を寄せるギアだ。契約するキャロウェイのクラブを長く使うが、その14本を見ると新しいモデルと旧モデルをミックスしている。
ウッド系は最新モデルをバッグイン。ドライバーは「エリート ◇◇◇」の9度、3Wは「エリート」のハイロフト仕様となる16.5度。2本ともに、シャフトは前回優勝時(北海道meijiカップ)から変わり、フジクラの新作「スピーダー NX GOLD」(50・S)を挿す。
2024年に5年ぶりとなるツアー2勝目(NEC軽井沢72)を挙げたときにも入れていたシャフトであり、女子ツアーでとくに人気が高かった「スピーダー NX GREEN」の後継機種だ。その「スピーダー NX GOLD」は、未発表の段階(プロトタイプ)から多くの女子プロが入れて戦っていた。
ドライバーについて「持ち球はフェードですが、初速が速いしスピンが少なくてランが多く、球が強いんです」とコメントしていた。