ライが悪いのに攻めてトリプルボギー!? アマチュアが陥りやすい判断ミスとは
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ラウンド中に、「ライが悪いけど、ここはチャレンジして3打目勝負にいくべきか? それとも無理せず4オンでまとめるべきか?」と悩む場面は多いものです。判断を誤るとパーどころか大叩きにつながることもあり、アマチュアゴルファーにとっては重要な分岐点となります。今回は、ライが悪いとはどんな状態かを整理し、そのうえでチャレンジとレイアップをどう見極めるかを説明させていただきます。
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールで2打目でグリーンを狙えなかったから、刻んで3打目勝負をしようとしたらライが悪かった。チャレンジしたらミスショットをして結局トリになってしまった。最初から無理せず4オン狙いがベストだったのかな?」と聞かれました。
私は「ありがちなミスだよね。2打目で得意距離に刻んだのに、運が悪くディボット跡に入っていたから、あれは最悪のライだったよね。そんな時は無理せず4オン狙いがベストな選択だと思うよ」と答えました。ゴルフ友達から「ライが悪かったらいつでも4オン狙いが正解なの?」とさらに聞かれました。私は「せっかく得意距離に刻んでいるので、多少ライが悪いぐらいなら、3打目でグリーンオンすることは可能だと思うよ。いつも安全に刻んでばかりいたら、逆にスコアは良くならないよ」と答えました。
みなさんは、3打目勝負と刻んだのにライが悪かった経験はありませんか? フェアウェイど真ん中なのに、ディボットに入っていた。飛びすぎてラフに入ってしまい、ボールが沈んでいた。これらは刻んだ時にたまに遭遇する悪いライの代表例です。ライの状況を判断して、3打目勝負をするのか、安全に4オンを狙うのかで、そのホールのスコアが大きく変わることになります。今回はライが悪い時にどうマネジメントするかを説明させていただきます。