畑岡奈紗、3年ぶり勝利はメジャーVへの予感!? 【LPGAツアー「TOTOジャパンクラシック」最終日】
3年振りに畑岡奈紗がプレーオフを制して優勝した。(写真は2025年「TOTOジャパンクラシック」 撮影/Getty Images)
日本で開催されるアメリLPGAツアー「TOTOジャパンクラシック」最終日(9日、滋賀・瀬田GC)は予定通りにスタートしたものの悪天候により中断。その後、最終ラウンドの中止が決まった。試合は前日の第3ラウンドで首位に並んでいた畑岡奈紗と荒木優奈のプレーオフとなり、1ホール目でパーをセーブした畑岡が優勝した。3年ぶりのLPGAツアー通算7勝目は来シーズンのメジャー勝利を予感させるものだった。
最終日の畑岡は15アンダーの首位で並んでいた荒木。前週マレーシアで開催された「メイバンク選手権」との2週連続優勝を狙う2打差3位の山下美夢有との3人の最終組で予定通りに午前9時37分にスタート。1番でバーディを奪って単独首位となったものの、4ホールを終えた時点で降雨によるコースコンディション不良のため中断となりました。
約2時間後に最終ラウンドの中止が決定。試合は18番パー5を実測129ヤードのパー3に変更して畑岡と荒木のプレーオフを行う措置が取られました。
プレーオフでは先にティショットを打った荒木がグリーン奥に外し、畑岡はピン右10メートルほどに乗せます。
先に打った畑岡のバーディパットは約3メートルオーバーし、荒木のアプローチも同じぐらいオーバー。
パーパットを先に打ったのは荒木で惜しくも入らず。畑岡が次のパーパットを決めて2022年4月の「DIOインプラントLAオープン」以来となる通算7勝目を挙げました。
2017年からLPGAツアーを主戦場として以降、最長のブランクを経ての優勝に思わず涙を浮かべ「本当に長く感じた3年半でした」と話した勝利は、待望のメジャー制覇につながる期待を抱かせるものです。