2025年シーズンは、テーラーメイド、ピン、PRGRなど主要メーカーの新ドライバーが例年より早くツアー投入され、話題が尽きません。そんな中、「新製品はいつ買うのが正解？」「買い替えるべきタイミングは？」という疑問を持つゴルファーが年々増えています。そこで今回は、ギアマニアとして知られるゴルフライターのT島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏が語り合います。
写真／ゴルフサプリ編集部

　さて、2026年モデルのドライバーの情報が出てきたところで、最近よく聞かれるのが、「新製品はいつ買うのが良いですか？」という質問なんです。
　なかなか答えにくい質問ですよね。T島さんはどう答えているんですか？
　正直、買い替えを前提にする“マニア”と、できるだけ長く使いたい派に分かれます。マニアは、新製品が出たらすぐ買って、噂が広がる前に中古ショップへ売るのがセオリーでしょう。矢野経済研究所によると、“新製品と認識される期間は約3カ月”らしいですからね。
　逆に、長く使いたい派はどうしたらいいでしょう。
　まずは試打。そして、発売後すぐに買うつもりがないのであれば“マークダウン”を待つのも賢い買い方です。新製品と値下がりした前モデルを比べて選ぶのもアリですね。
　T島さんは「ヘッドが変わってもシャフトは同じものを」とよく言っていますよね。
　そうなんです。ヘッドとシャフトの相性問題があるので、シャフトを変えすぎると判断が難しくなります。比較するなら、必ず“自分がタイミングの取りやすいシャフト”で試打すること。
　わからないときは迷わずフィッティングですね。
　その通り。メーカーのフィッティングスタジオも増えていますし、気に入ったクラブを長く使う人は結果的にスコアにも好影響です。
　大事なことを忘れていました。クラブには個体差があります。長く使いたい場合は、必ず実物を構えて“顔”をチェックしてください。
　WEBショップは便利ですが、長く使うクラブは自分の目で見て選ぶべきですね。
　はい。しっかり選んで、ぜひお気に入りを長く使ってください。